任期満了に伴う長崎県知事選が8日投開票され、元副知事の無所属新人平田研氏(58)が、現職大石賢吾氏(43)ら無所属2氏を破り、初当選を果たした。自民党県連が平田氏を推薦した一方、一部の自民議員や支持団体が大石氏を支援する保守分裂選を制した。
投票率は57・27%で、前回2022年の47・83%を9・44ポイント上回った。
平田氏は選挙戦で、国土交通省局長や復興庁統括官を歴任した行政能力をアピール。人口減少により経済活動や雇用状況が悪化していると指摘し、物価高対策の重要性を訴えた。自民県連の組織力を生かし、国民民主、立憲民主両党の県連からも推薦を得て支持を広げた。
県医師連盟や県建設業協会などの支援を受けた大石氏は企業誘致や航空機関連産業の振興といった1期目の実績を強調したが及ばなかった。共産党県常任委員の新人筒井涼介氏(32)=共産推薦=は、最低賃金の引き上げなどを主張したが広がりを欠いた。