自民党前職村上誠一郎氏(73)は比例四国ブロック10位で臨み、辛くも14回目の当選を果たした。皮肉にも党内で距離を置く高市早苗首相の人気にあやかる格好となった。大勝した自民に対し「議席が増えたことはありがたいが、一つ一つの政策を党内で議論していくことが大切だ」とくぎを刺した。
地元・愛媛県今治市の選挙事務所で開票を見守っていた午後11時20分ごろ、自身に議席が回ることが確実になると、ほっとした表情を見せた。
選挙戦では小選挙区候補の支援に徹したと強調。「最後まで自分の信念に沿って政策を発表していきたい」とも述べた。
2022年に銃撃事件で死去した安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだとして、1年間の党役職停止処分を受けるなど、党内の主流派と対立してきた。一方、石破茂前首相の側近として知られ、総務相として石破政権を支えた。
今回の衆院選では比例候補を原則73歳未満とするルールに抵触すると党執行部が判断。特例で比例名簿に載せたものの、下位での処遇となった。