2018年に富山市の交番が元陸上自衛官の男に襲われ、奪われた拳銃で警備員中村信一さん=当時(68)=が射殺されたのは富山県警の初動対応に不備があったためだとして、中村さんの妻が県に約2600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が4日、名古屋高裁金沢支部で開かれた。被告側は控訴棄却を求めた。
控訴審で原告側は、入手した捜査報告書によると、先着した警官らが、殺害された警部補の拳銃をつなぐひもが切れているのを目にしていたと主張。この情報は現場の警官で共有されていたはずなのに、近隣住民や通行人に警告を発しなかったと訴えている。
昨年9月の一審富山地裁判決は請求を棄却し、原告側が控訴していた。