26年度に圧力容器内部を初調査

福島第1原発2号機の圧力容器内部調査(イメージ)

 東京電力は29日、福島第1原発2号機で2026年度上半期に、原子炉圧力容器に調査機器を挿入して内部を調べると発表した。メルトダウン(炉心溶融)を起こした1~3号機で圧力容器の内部調査は初めて。2号機では溶融核燃料(デブリ)の多くが圧力容器内に残っているとみられ、今後検討する取り出し工法の判断材料を得ることを狙う。

 圧力容器は、フラスコのような形をした原子炉格納容器の中にある。今回の調査は、高い放射線に耐える小型のファイバースコープを格納容器の貫通部に通し、圧力容器側面にある配管から内部に挿入して実施する。配管は細く、直角に曲がる箇所もあるため、挿入作業は人力で行う。炉心周りの円筒形をした隔壁(シュラウド)の外側の撮影や線量測定をする。デブリはシュラウド内側にあるとみられ、今回撮影できる可能性は低いとみている。

 これまで1~3号機では格納容器内部調査が行われ、2号機でデブリの試験採取に成功した。圧力容器の底を下からカメラで観察したことはあるが、圧力容器内に機器を差し入れたことはない。

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