与野党、中盤戦へ陣営引き締め

街頭演説を聞く人たち=29日午後、兵庫県内

 与野党は29日、報道各社の序盤情勢調査を受け、中盤戦へ引き締めを図った。

 自民は序盤情勢を踏まえ、鈴木俊一幹事長と古屋圭司選対委員長の連名で「選挙戦はこれからが本番だ。奮闘しなければ勝利は望めない」との緊急通達を党内に発出した。高市早苗首相(自民総裁)は兵庫県姫路市で街頭演説し「非常に厳しい情勢だ」と強調した。

 一方、古屋氏は茨城県石岡市で「自民単独過半数、与党安定多数(243)が国会の安定的運営につながる」と本音をにじませた。

 中道の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表は北九州市で街頭に初めてそろって並び、立憲民主党出身候補の支持を訴えた。斉藤氏とともに公明票を着実に取り込む戦略で、斉藤氏は「厳しい戦況だが、選挙戦が始まって3日目だ。反転攻勢を始める」と訴えた。

 維新の藤田文武共同代表は、川崎市で「維新が連立にいなければ古い体制の自民が動かない」と連立内の存在感をアピール。国民民主党の玉木雄一郎代表は和歌山市の街頭で「与党の安定が国民生活の安定につながるとは思わない」と与党との対決姿勢を示した。

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