24年のリチウム火災982件

リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの発火実験(NITE提供)

 総務省消防庁は29日、リチウムイオン電池による火災について、2024年に消防機関が通報などで把握したのは、全国で982件だったと発表した。23年の1・3倍で増加傾向。24年の製品別では、モバイルバッテリーからの出火が最多で、290件と3割を占めた。消防庁による全国調査は初めて。

 モバイルバッテリーの主な出火原因は、落下など外部からの衝撃が28件で、高温下での使用や保管が27件、初期不良などの製品の欠陥が17件。135件は原因不明だった。

 消防庁の担当者は、モバイルバッテリーについて「衝撃が加わった場合や高温下での使用は避けてほしい。粗悪品の購入や、捨てる際の分別にも注意して」と呼びかけている。

 ほかに出火件数が多かった製品は電動工具89件、携帯電話85件など。都道府県別では東京が247件と最多で、大阪98件、埼玉59件が続いた。

 全国の720消防本部を対象に、22年1月から25年6月までの間に、リチウムイオン電池や、リチウムイオン電池を搭載した製品からの出火について、把握している件数を尋ねた。

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