キヤノンは29日、小川一登副社長(67)が社長最高執行責任者(COO)に昇格する人事を発表した。御手洗冨士夫会長兼社長最高経営責任者=CEO=(90)は社長職から退くが、会長CEOにとどまる。3月27日の株主総会を経て同日に就任する予定。社長と会長職を分け、御手洗氏の後継を明確にして長年続いた経営体制の移行を円滑に進める狙いだ。
小川氏はシンガポールやカナダの販売子会社の社長を歴任するなど海外経験が長い。
御手洗氏は東京都内で記者会見し、小川氏を選んだ理由について「幅広い国際経験は欠くことのできない資質だ」と述べた。小川氏は「粉骨砕身で取り組む」と抱負を語った。