旭川いじめ、市7千万円の和解案

 北海道旭川市でいじめを受けた市立中2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が2021年に自殺したのは市が適切な対応を怠ったためとして、遺族側が市に約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟で、市が賠償金として7千万円を支払う内容の和解案を旭川地裁が示したことが26日、関係者への取材で分かった。

 和解案には市による当時の対応の是非は明記されていないが、いじめ訴訟に詳しい曽我智史弁護士は、遺族側の求めに近い金額が提示されたことを挙げ「実質的に市の責任を認めた遺族側の勝訴的和解だ」としている。和解案を受け、今津寛介市長は「真摯に受け止めて対応する」とのコメントを出した。

 同日の非公開の手続きで、双方に和解案が示された。関係者によると、遺族側が市のいじめ再発防止に向けた取り組みを評価して金額に合意することが盛り込まれている。賠償金のうち3千万円は独立行政法人「日本スポーツ振興センター」の死亡見舞金から充当するとしている。

 曽我弁護士は和解案について「事案の重大性・悪質性が十分に考慮された金額と言える」と述べた。

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