外国人問題や政党批判などに関するX(旧ツイッター)の投稿を組織的に転載し、情報を拡散していた70のアカウントの存在が26日、情報分析企業「ジャパン・ネクサス・インテリジェンス」(JNI、東京)への取材で分かった。それぞれ個別に活動しているように見えるが、同時刻に同じ内容を投稿したり、プロフィルで共通の絵文字を使ったりしていた。気付かれないように世論介入を図った疑いがあり、今回の衆院選でも注意が必要だ。
アカウント群全体で1日平均40~50件を転載。1アカウント当たりのフォロワー数は最大2千人程度だった。JNIは、手法が巧妙で従来の分析では検知が難しいとし「災害など有事の際に使うことを考え、何者かが実験をしている段階なのかもしれない」と警戒を呼びかけている。
フォロワー数が多い人や報道機関の投稿を転載することが多く、同じ人物・組織の投稿のみを拡散し続けるなど、アカウントごとに役割が定められているもようだ。
全体的に保守的な主張を拡散する傾向があったものの、自民党批判やリベラル寄りの発信も転載していた。