22日午前0時半ごろ、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発6号機で、原子炉から制御棒を引き抜く作業中に異常を知らせる警報が鳴り、東電は作業を中断した。21日夜の再稼働から約5時間25分後で、出力を上げている途中だった。東電は22日、原子炉を止めると発表した。同原発で記者会見した稲垣武之所長は「プラントを停止し徹底的に調査する必要があると判断した」と述べた。原子炉の状態は安定し、外部への影響はない。
稲垣所長は調査について「1日、2日で片が付くと思っていない。何日かかるか全く言えない」と述べた。
制御棒には燃料の核分裂を抑える役割がある。燃料の間に挿入された状態から引き抜き始めて原子炉を起動。徐々に引き抜き、核分裂反応を進めて原子炉の出力を高めていく。東電によると、6号機の制御棒は205本あり、うち1本について操作監視系の警報が鳴った。当時は52本が完全に引き抜かれた状態で、追加で26本を引き抜いているさなかだった。制御棒の操作盤の電気部品を交換しても、状況は改善しなかった。