将棋の現役最高齢記録を持ち、「ひふみん」の愛称でお茶の間の人気者だった棋士九段の加藤一二三(かとう・ひふみ)さんが22日午前3時15分、肺炎のため東京都の病院で死去した。86歳。福岡県出身。告別式は28日午後1時半から東京都千代田区麹町6の5の1、カトリック麹町聖イグナチオ教会で。喪主は長男順一(じゅんいち)さん。
1954年、当時の最年少記録となる14歳7カ月でプロ入りし、史上初めて中学生で棋士となった。この記録は2016年、藤井聡太六冠が14歳2カ月でプロになるまで破られなかった。
名人戦の順位戦最上位のA級には最年少の18歳で昇級、「神武以来の天才」と呼ばれた。故大山康晴15世名人や中原誠16世名人との死闘は多くのファンを魅了した。
タイトル獲得は名人1期、十段(現在の竜王)3期、王位1期、棋王2期、王将1期の通算8期。17年1月、最高齢勝利記録を77歳0カ月に更新。同年6月に、77歳5カ月の現役最高齢で引退した。引退後は、テレビのバラエティー番組にも多数出演、ファンに親しまれた。