JR東日本が首都圏の京浜東北線と横須賀線で、通常は終電から始発までに行う設備のメンテナンス作業を、昼間に実施することを検討している。地方路線を中心に前例があり、2026年度にも実施する。人手不足や社員の就労意識の変化などを踏まえ、夜間作業が中心の保守作業の在り方を変えるのが狙いだ。
JR東によると、昼間の作業を検討しているのは京浜東北線の田端―田町と横須賀線の東京―品川の2区間。京浜東北線ではレールの交換や架線の張り替え、ホームの点検など平日に3日連続で集中的に実施。横須賀線では、金曜日の終電から日曜日の始発まで、列車を運休にして地下トンネルの補修をする。
京浜東北線と横須賀線は山手線など別の路線が並走しており、振り替え輸送がしやすい。
昨年10月にJR東が首都圏の社員や協力会社の社員ら約千人に実施した意識調査で、30~40代を中心に約7割の社員が作業を昼間にシフトしたいと回答した。今後もメンテナンス作業の人員を確保するために、ワークライフバランスの充実や労働環境の改善は不可欠だ。