【バンコク共同】日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所は20日、タイの日本食レストランの数が2007年の調査開始以来初めて減ったと発表した。昨年の調査で5781店となり、前年より2・3%少なかった。日本人駐在員が減ったのが一因で、現地の日本食人気は続いているという。
日本食店は07年に745店だったが、24年には5916店まで伸びていた。昨年8~10月に実施した調査では、すしや居酒屋、焼き肉などほぼ全ての業態で2~9%減となった。一方、喫茶はタイの抹茶ブームがけん引して6・4%増。ラーメンも2・6%増えた。
外務省の統計によると、タイは世界で5番目に在留邦人が多く、24年は約7万人。だが22年に8万人を割り込むなど減少傾向にあり、ジェトロは調査報告書で「主要顧客の減少が消費鈍化の要因の一つ」と分析した。
タイの日本食ブームは健在で「産地や品質を重視する層が増えている」と指摘。円安の影響で、実際に訪日して日本食を楽しむ傾向もあるという。