東京電力は19日、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、予定していた20日の再稼働を見送ると発表した。燃料の核分裂反応を抑制する制御棒に関する警報が正常に作動しなかったトラブルを受け、警報の動作確認作業に1~2日かかるため。担当者は新たな再稼働日程について「改めてお知らせする」と述べるにとどめた。
東電によると、6号機の原子炉には872体の燃料集合体が入っており、205本の制御棒を下部から集合体の間に挿入して核分裂を調節する。17日の試験で制御棒1本を引き抜き、近い位置にある別の1本も引き抜こうとした際、鳴るべき警報が作動しなかった。
近い位置にある複数の制御棒を引き抜くと、燃料の核分裂反応が進む。原子炉停止中はこれを防ぐため(1)あらかじめ離れた位置の制御棒2本をペアに設定(2)1本を引き抜いた状態で、ペア以外を選ぶと警報が鳴る―という対策を取っている。今回のトラブルは誤った制御棒をペアに設定していたのが原因だった。