2月の衆院選実施が取り沙汰される中、選挙カーを扱うレンタカー業者に注文が殺到している。神奈川県大井町の「グリーンオート」では、通常国会冒頭での解散見通しが報じられて以降、問い合わせが相次ぎ、1日で50件を超えた日も。新規予約を受けられない状況で、車両整備を急ピッチで進めている。
同社は、ワゴン車など約70台を所有。14日は、屋根にお立ち台を設け、スピーカーの設置や候補者名の看板を付けて選挙仕様に「改造」する作業に追われていた。
この日は大物衆院議員の秘書が店舗に顔を出したが、2月はもともと地方議員の選挙が多いという事情もあり、断らざるを得なかった。
同社の若狭侍郎社長(39)は「現状を話して勘弁してもらった」と話した。
鳥取県米子市にある「イシバシホールディングス選挙レンタカーV」も事情は同じ。宮城、千葉、鳥取の拠点で計110台の選挙カーを運用するが、石橋浩一代表取締役(60)は「車がない」と頭を抱える。立憲民主党と公明党の新党結成を伝えるニュースが報じられ「看板はもうできあがっているのに…」とぼやいた。