中古車販売大手の旧ビッグモーター(現WECARS=ウィーカーズ)川崎店前の街路樹を伐採するよう指示したとして、器物損壊の罪に問われた元社員蒲原敏之被告(53)の判決で、横浜地裁は13日、求刑通り罰金30万円を言い渡した。
安永健次裁判長は、低木が植栽されていない別店舗前の写真を元店長に送り「歩道はこのイメージで!」とメッセージを送信したことは「切断を指示する行為で故意を有している」と指摘。従業員に伐採を指示した元店長との共謀を認定できるとした。また「公共財産の植木を根元から切断したことは大胆で、犯行を主導した刑事責任は軽視できない」とした。
判決によると、蒲原被告は2022年10月12日、旧ビッグモーター川崎店前の歩道の植樹帯にあった川崎市所有のツツジ6本をのこぎりで切断し、損壊した。事件当時、各地の店舗周辺の環境整備を担当していた。
蒲原被告は「切るように指示したことはない」などと起訴内容を否認し、無罪を主張していた。被告側は即日控訴した。