福島県いわき市平沼ノ内地区の愛宕神社で12日、家内安全や地区の発展を願い、花婿に冷水を浴びせる奇祭「水祝儀」が行われた。約400年続く市の無形民俗文化財。近年は少子化で祭りの担い手が不足しており、今年初めて他の地区にも参加を呼びかけた。
浴衣姿のいわき市の会社員四家哲人さん(30)ら4人は寒空の中、しめ縄で囲まれた砂の上に立つと、地区の男性から冷たい井戸水を頭や腰などに3回浴びせられた。「とても寒かった」と約1時間の苦行に耐えた四家さんは、11日に結婚したばかり。見守った妻美風さん(24)は「穏やかな1年になってほしい」と話した。