【香港共同】31日付の香港紙、明報は中国国有企業、中国航空工業集団が開発した有人飛行船「祥雲」が30日に正式に量産段階に入ったと報じた。中国政府は祥雲を新たな観光の目玉として投入し、経済活性化につなげたい考えだ。
明報などによると、祥雲は全長50メートルで10人乗り。エンジンを搭載し、ヘリウムによる浮力で高度100~300メートル付近を飛行する。最高時速100キロ。飛行時間は最大10時間で航続距離は700キロ。垂直に離着陸ができる。
中国航空工業集団は12月30日、中国民用航空局から祥雲の製造許可を取得。1号機を運航会社に引き渡した。