18歳新成人は109万人

大阪・梅田の交差点を行き交う人たち=31日午後

 総務省が31日公表した2026年1月1日時点の人口推計によると、07年生まれの新成人(18歳)は109万人で、25年と並んだ。統計がある1968年以来最少だった24年の106万人に次ぎ2番目に少なく、少子化の流れが続いている。年男・年女に当たる午年生まれは940万人で、十二支別に見ると最も少ない。

 総人口に占める新成人の割合は0・89%で、前年より0・01ポイント増えた。男女別では男性56万人、女性53万人。

 新成人人口は、第1次ベビーブーム世代(1947~49年生まれ)が成人した直後の70年に246万人と最多を記録した。第2次ベビーブーム世代(71~74年生まれ)が成人した90年代前半には200万人台と2回目の山を迎えたが、その後は減少傾向が続く。成人年齢は22年4月に20歳から18歳に引き下げられた。

 今回の新成人が生まれた07年の出生数は、景気回復などで6年ぶりに前年比プラスとなった06年の傾向を引き継ぎ、06年比で微減。ただ10年代以降は出生数の減少が加速し、24年は70万人を下回った。

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