【台北共同】台湾の頼清徳総統は30日、中国が台湾周辺で軍事演習を実施したことに関して「頻繁な軍事圧力の強化は責任ある大国の行為とは決して言えない」と批判した。フェイスブックに投稿した。「共に国家の主権と自由を守ろう」と市民に呼びかけた。
台湾国防部(国防省)は30日、中国軍による実弾射撃は船や航空機の往来と貿易に「深刻な危害と障害をもたらす」と非難した。
また台湾周辺で同日午前6時(日本時間同7時)までの24時間に、中国の軍用機延べ130機を確認したと発表した。うち延べ90機は台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を越えた。
中国が29日に開始した軍事演習に伴い活動が活発化した。