立憲民主党の安住淳幹事長は26日、林芳正総務相側が昨年の衆院選で支払っていたとされる労務費を巡り、党として実態調査に乗り出す方針を党本部で記者団に明らかにした。「総務相は公正な選挙を呼びかける責任者で、他の閣僚とは重みが違う。本格的に調査する」と述べた。来年1月召集の通常国会で追及する考えも示した。
林氏側は、自身の陣営が支払ったとされる13人分の労務費について実態に合わないことが分かったとして、選挙運動費用収支報告書を訂正。林氏は辞任を否定している。
安住氏は「選挙違反のないようにしましょうと呼びかける責任者の事務所でやっていた。『はい、そうですか』とはいかない」と強調した。