箱根登山電車、新型導入へ

箱根登山電車で、2028年夏に導入が予定されている新型車両のイメージ(小田急箱根提供)

 小田急箱根(神奈川県小田原市)はこのほど、2028年夏に箱根登山電車で新型車両「4000形」を導入すると発表した。100年超にわたって走り続ける100形車両が28年1月に引退するため、後継の位置付け。3両編成で、大きな車窓から箱根の自然を満喫できる仕様だ。

 車体のカラーは赤を基調とし、内装には箱根細工を模した化粧板を使用。丸みを帯びた先頭部は窓が広く、運転席後部に展望席を設置し、山々の眺望を楽しめる。ボックスシートは片側を1列にして通路にゆとりを持たせた。大きなスーツケースが収容できる2段の棚も設置する。

 回生ブレーキの使用などにより、100形に比べ電力消費が45%削減できるという。

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