環境省、水俣病の療養手当増額へ

環境省

 水俣病被害者に給付される「療養手当」について、環境省は26日、2026年度当初予算案に、物価上昇を踏まえた手当の増額分として3億4800万円を計上したと発表した。対象は1995年の政治解決と、2009年の水俣病特別措置法に基づき救済された約3万人で、26年4月から手当が増額される見通し。被害者団体などの要望を受け、見直しを決めた。

 環境省によると、現在、療養手当は月額1万2900~2万3500円が支給されているところ、1400~1500円の増額を想定している。

 療養手当を巡っては、5月の水俣病犠牲者慰霊式前の懇談で、被害者団体が物価高による手当の増額を要望していた。

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