【北京共同】北朝鮮メディアは26日、金正恩朝鮮労働党総書記が軍需工場に相当する工業企業所を訪れ、ミサイルや砲弾の生産状況を視察したと報じた。金氏は、来年から生産能力を拡大するよう指示。増産に向けて新たに企業所を建設する計画も明らかにした。視察の日時は不明。
韓国メディアは、ウクライナに侵攻するロシアへの輸出を念頭に置いている可能性があると報じた。北朝鮮は短距離弾道ミサイル「KN23」や多数の砲弾をロシアに供与し、見返りに軍事技術の支援を受けているとされる。実戦での発射を通じ、性能を高めているとの見方もある。
金氏は「戦争の抑止力を高めるためにはミサイルと砲弾の生産が重要だ」と強調した。