科研費で若手支援、101億円増

スーパーコンピューター「富岳」=2021年3月、神戸市の理化学研究所計算科学研究センター

 政府は26日、2026年度当初予算案を閣議決定した。科学研究でのAI活用を推進する体制整備に193億円を計上した。生命科学など分野特化型のAIモデル開発を加速する。AI向け高速計算も得意な次世代スーパーコンピューター「富岳NEXT」の開発に10億円を充てた。30年ごろまでに運用を始める。

 科研費は若手と国際性の高い研究への支援強化を図り、25年度当初比101億円増の2479億円とした。

 宇宙・航空分野は1552億円を盛り込んだ。米主導の月探査「アルテミス計画」関連に加え、29年に地球に接近する小惑星アポフィスを観測する欧州の「ラムセス計画」参加に注力。日本の民間活動の成長も図る。

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