林芳正総務相(衆院山口3区)の陣営は25日、昨年の衆院選で山口県選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書を訂正し、13人に対する労務費の支出を削除した。報告書で支出先とされた複数の人物が労務の提供と報酬の受領を否定し、内容に疑義が生じていた。
県選管によると、報告書は昨年11月に提出され、約270人にポスター張りや維持管理、はがきの宛名書きなどの労務費計約316万円を支出したとしていた。
25日午前、陣営関係者が選管を訪れ、訂正を申請。選挙区内の山口県山陽小野田市の住人13人に対する計13万円分を削除した。