JR札幌病院(札幌市)が、JR北海道社員を対象とした特定保健指導の完了人数を過大に計上し、ジェイアールグループ健康保険組合(JR健保)から業務委託料を過剰に受け取っていたことが24日、分かった。同病院を運営するJR北海道が発表した。不正は特定保健指導が始まった2008年から続いていたとみられ、同社は過剰請求額などの確認を進めている。
指導は健康診断で生活習慣病のリスクがあると判断された人を対象に実施。指導を行った健保には国から補助金が支給されるが、不正な申請の場合は返還が求められる。JR健保は厚生労働省に問題を報告した。