【独自】アレグラ、ロキソニンに追加料金

厚生労働省

 市販薬と成分や効能が似た「OTC類似薬」の患者負担見直しについて、厚生労働省が追加負担として「特別の料金」を求める方向で検討している代表的な医療用医薬品が23日、分かった。花粉症などで処方される抗アレルギー薬のアレグラや、解熱鎮痛剤のロキソニンなどが対象となる。公的医療保険の適用を維持したまま、薬剤費の25%の料金が上乗せされる。2026年度中に実施する。

 対象の医薬品には、皮膚保湿剤のヒルドイドゲルや鼻炎薬のアレジオンなどが含まれる。他にも、一部の湿布薬や胃腸薬に上乗せ料金が求められる。慢性疾患患者や低所得者などには負担を抑える配慮策を講じる方針だが、負担増となる患者から反発が上がる可能性がある。

 見直しは、医療保険からの給付費削減などを掲げる日本維新の会が主張し、77成分の約1100品目を対象に上乗せ料金を求めることで自民党と合意した。現役世代の保険料負担軽減を図る狙いもあり、見直しによって年約900億円の医療費削減を目指す。政府は来年の通常国会に関連法案を提出する方針。

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