北海道砂川市の要請でヒグマを駆除した際の発砲を巡り、道公安委員会から猟銃の所持許可を取り消された男性が処分の撤回を求めた訴訟で、処分を適法とした二審札幌高裁判決が見直される見通しとなったことを受け、男性と弁護団が23日、札幌市内で記者会見した。男性は、高裁判決が「(駆除を担う)全国のハンターの足かせになっている」として、逆転判決に期待を示した。
男性は現在、箱わななどで駆除作業に当たっており「(銃がない状態で)ヒグマの相手をするのは生易しいものではない」と訴えた。上告審の旅費などに充てるため、クラウドファンディングサイト「CALL4」で寄付を募っているとして、弁護団とともに協力を呼びかけた。