四国電力は23日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、空気抜きに使用する配管に亀裂があり、水漏れが生じる不具合があったと発表した。配管は交換済みで、周囲への放射性物質による影響はないという。同社は別の不具合で送電開始日を遅らせていたが、さらに1日延期し、27日の送電開始を目指す。定検終了日もずれ込む見通し。
四国電によると、不具合が起きたのは、発電のためタービンを回す蒸気が通る配管から枝分かれした配管。余分な空気を抜くために設置されている。19日の点検で水を通すと水漏れが起き亀裂が見つかった。配管を取り換え、20日に復旧した。