高市早苗首相は20日、タジキスタンのラフモン大統領ら中央アジア各国の大統領4人と官邸で相次いで会談した。脱炭素化や物流の円滑化、人材育成を重点分野に2国間で協力を進める成果文書をそれぞれ発表した。中国、ロシアに近く、地政学的要衝に位置する中央アジア諸国との連携を深める狙い。
首相は同日午前、5カ国大統領との初めての首脳会合を都内で開催。午後に実施した2国間会談では、ラフモン氏に「自由で開かれた国際秩序を維持・強化するためのパートナーである両国関係の深化に向けて協力したい」と表明した。