仲介で「ロシア寄り」否定

 【ワシントン共同】ルビオ米国務長官は19日の記者会見で、ロシアとウクライナの和平仲介に関し「米国の役割は妥協点の模索だ。早期の合意を望むが、強制はできない」と述べた。ウクライナだけに武器を提供し、ロシアのみを制裁対象としていると語り、和平交渉でロシア寄りだとの見方を否定した。

 ルビオ氏はロシアとウクライナ双方と対話できるのは米国だけだと強調。「トランプ大統領は戦争が嫌いだ。お金と時間、才能の無駄遣いだと考えている」とも話した。

 パレスチナ自治区ガザの和平計画を巡っては、イスラム組織ハマスの武装解除や新たな統治体制構築を含む「第2段階」は復興に不可欠だとして、移行を急ぎたい考えを示した。

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