米軍ヘリからヘルメットが落下

 米軍厚木基地(神奈川県)から南西約26キロ付近を飛行中の米軍のCH53大型輸送ヘリコプターから15日、ヘルメット1個が落下していたことが18日、政府関係者への取材で分かった。詳しい落下場所は不明。けが人や物的被害は確認されていない。防衛省南関東防衛局は17日夜、神奈川県に情報を提供。県は18日、再発防止に万全を期すよう防衛局に口頭要請した。

 政府関係者によると、ヘリはキャンプ富士(静岡県)に移動していた。防衛省などによると、15日午後0時半ごろ、強い気流により乗員のヘルメットが外れ、陸地に落ちた。乗員の説明では、落下場所は人や建物がある場所ではないという。

 沖縄県を中心に、米軍機から部品や兵員の所持品が落下する事案は相次いでいる。厚木基地は周辺に住宅街が広がり、今回のケースは重大な事故につながっていた恐れもある。米軍の安全管理の在り方が改めて問われそうだ。

 米軍機からの落下物を巡っては今年1月、輸送機MV22オスプレイが沖縄県の伊江島周辺の海上に重さ400~450キロの貨物を落下させた。

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