SBIホールディングス(HD)傘下のSBI新生銀行は17日、東京証券取引所の最上位プライム市場に株式を上場した。初値は1株1586円となり、売り出し価格の1450円を上回った。初値に基づく時価総額は約1兆4千億円で、今年最大規模の上場。2023年にスタンダード市場で上場を廃止しており、2年ぶりの再上場となる。
午前終値は1618円だった。東証で開かれた式典に川島克哉社長らが出席し、記念の鐘を打ち鳴らした。
SBI新生銀は、バブル経済崩壊後に経営破綻した長銀として発足。SBIHDが21年に子会社化した。未返済だった約2300億円の公的資金を今年7月に完済し、上場を申請していた。