米中枢テロ、軍事法廷が再開

 【ワシントン共同】2001年の米中枢同時テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダ幹部ハリド・シェイク・モハメド被告らについて、キューバのグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷は15日、公判前整理手続きを本格的に再開した。罪を認める代わりに死刑を免除するとの司法取引がいったん成立した後に無効となった影響で、手続きが事実上停止していた。軍事法廷の関係者が共同通信に明らかにした。

 軍事法廷を巡っては、事件から20年以上を経ても正式な裁判の見通しが立っていない。拷問後の自白の証拠能力が争われる中、司法取引での決着も否定され、世界に衝撃を与えた事件に区切りを付けて決着する機会が訪れるかどうかは不透明だ。

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