前橋市の小川晶前市長(42)が、市職員とのラブホテル面会問題を受けた自身の辞職に伴う市長選(来年1月5日告示、12日投開票)に出直し立候補する意向を固め、周囲に伝えた。小川氏周辺が15日明らかにした。14日には、市内で開かれた支援者らの集会に参加し「市民のための市政を諦めることはできない」と意欲をにじませていた。
ホテル面会問題で引責辞職後、小川氏は対応を明言していなかった。集会は非公開で実施された。複数の関係者によると、支援者らが再選を目指し出馬するよう直接要請。小川氏は「もう一度、挑戦する決断ができた時は皆さんと一緒に前橋をつくりたい」と応じた。
集会を終えた14日夜、自身のX(旧ツイッター)で「頂いた思いの重さを軽々しく扱うことはできない」と訴えた。
市長選には、市議会の自民党系2会派が支援する弁護士丸山彬氏(39)と、共産党推薦の元市議店橋世津子氏(64)が立候補を表明している。
弁護士出身の小川氏は群馬県議を経て、2024年2月の市長選で初当選。1892年の市制施行後、初の女性市長となった。