【バンコク、ワシントン共同】タイとカンボジアの国境地帯での衝突は14日も続いた。双方が明らかにした。仲介を模索するマレーシアのアンワル首相が13日夜からの攻撃停止を呼びかけていた。12日に両国首脳とそれぞれ電話会談して停止を要求したトランプ米大統領は米紙のインタビューで「戦争をするなら関税を課す」と会談で告げたと明らかにした。
タイ軍は約800キロの国境を接する全7県で衝突が継続中だと発表。東北部シーサケート県で14日、カンボジアのロケット弾により民間人1人が死亡したと非難した。カンボジア国防省はタイから空爆を受けたと主張した。
7月の軍事衝突ではトランプ氏が関税をてこに圧力をかけ、交渉期限目前に停戦した。