ニタマ駅長社葬、別れ惜しむ

和歌山電鉄貴志駅で営まれた、2代目猫駅長「ニタマ」の社葬=13日午後、和歌山県紀の川市

 和歌山電鉄貴志駅(和歌山県紀の川市)の2代目猫駅長として親しまれ、11月に死んだ三毛猫「ニタマ」の社葬が13日、駅で営まれ、多くのファンらが別れを惜しんだ。葬儀委員長の小嶋光信社長が「名誉特別駅長」とする最後の辞令を告げた。

 献花台には多くの花束や手紙、キャットフードが供えられた。写真のニタマは帽子をかぶり、マントを羽織ってりんとした表情。駅長代行の猫「よんたま」も参列した。

 同県上富田町の外国語指導助手(ALT)サラ・ポンチャードさん(33)は「2年前から貴志駅に会いに来ていたので、友達がいなくなったかのようにさみしい」と涙を拭った。岡山市内で拾われたニタマは2015年、2代目に任命された。

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