【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は12日、訪問先のトルクメニスタンでウクライナ情勢を巡ってロシアのプーチン大統領と会談し、主にエネルギー施設や港湾を対象とした「限定的な停戦の実施が有益になる」と提案した。トルコ大統領府が発表した。
エルドアン氏はロシアとウクライナの戦争終結のため「双方に実践的な利益をもたらす分野で進展が見込める」と強調した。トルコは双方の交渉場所を提供できると改めて表明した。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコは、ロシアがウクライナに侵攻した後もロシアとの良好な関係を維持。5月以降、3回にわたり双方の直接交渉を仲介するなど和平実現に意欲を示している。