米、観光客にSNS履歴提出要求

米東部ペンシルベニア州マウントポコノで開かれた集会でポーズをとるトランプ大統領=9日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米税関・国境警備局は10日付の官報で、日本などビザ免除国からの観光客に対して過去5年分の交流サイト(SNS)履歴などの提出を義務付ける新たな方針を公表した。60日間のパブリックコメント(意見公募)を実施し、導入するかどうかを決定する。

 米移民弁護士協会のオウジ元会長は米メディアに「人々は自己検閲するようになり、米国への渡航自体を避けるようになる」と批判した。

 木原稔官房長官は11日の記者会見で「米国には多くの日本人が渡航しており、政府として高い関心を持ち注視している」と強調。「日本人渡航者への影響を抑える観点から、米側にさらなる情報提供を求めた」と述べた。

最新記事
平和賞受賞者や邦人元教師ら釈放
【訂正】ベラルーシ、平和賞受賞者や邦人ら釈放
ベラルーシ、平和賞受賞者や邦人ら釈放
中国放水でフィリピン漁船損壊
インドネシア豪雨、死者千人超に