ネスレ日本と自動運転トラックの技術開発ベンチャー「T2」(東京)は10日、自動運転トラックで「ネスカフェ」商品を輸送する実証実験を始めた。運転手が同乗し、操作の一部をシステムが担う「レベル2」で運行する。品質や定時性を検証し、定期運行化を目指す。
実証実験は10日から2026年8月にかけて計4回行う。高速道路を使い、姫路工場(兵庫県姫路市)から千葉県の物流拠点への輸送など二つの経路が対象。自動運転はその一部区間で実施する。
姫路工場で式典を開き、自動運転トラックをお披露目した。ネスレのオリビエ・モントゥ常務執行役員は、運転手不足への対応が課題だと説明した。