文部科学省は10日、医学部医学科を置く全国81大学が実施した今春入学者への入試(2025年度入試)で、女性の受験者数が3年連続増の5万3917人だったと発表した。過去10年で最多。男性は6万7480人だった。
一部の大学が入試で女性を不利に扱っていることが18年に発覚したことを受け、文科省は21年度入試から、各大学の男女別受験者数や合格率を公表している。
全体の受験者数は12万1397人、合格者は1万3879人だった。平均合格率は男性12・3%、女性10・4%。設置者別の合格率は国立が男性32・5%、女性28・9%、公立が男性39・6%、女性30・3%、私立が男性8・3%、女性7・5%だった。