三重県名張市の国道で10月、軽乗用車が横転し5人が死亡した事故で、県警は10日、飲酒、速度超過運転で電柱などに衝突させ同乗者4人を死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反の疑いで、男性会社員=当時(20)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
書類送検容疑は10月3日午前0時10分ごろ、名張市の国道で、飲酒し定員(4人)を超えた状態で車に乗り、制御困難な高速度で運転して同乗の当時16~23歳の男女4人を死亡させ、男子高校生(16)に重傷を負わせた疑い。
県警は、車内に付着した血液や毛根のDNA型鑑定をするなどして、運転手を特定した。