DV被害者の連絡先漏えい、愛知

 家族からの暴力を理由に愛知県岡崎市の実家から県内の施設に避難した女性がマイナンバーカードの交付を申請した際、市の手続きミスで、施設の電話番号が記入された申請書類が実家に返送されていたことが10日、市への取材で分かった。家族から女性への接触は確認されていないという。市は女性に謝罪した。

 市によると、女性は6月、施設が所在する自治体を通じて書類を提出。連絡先の記入は任意だったが、女性は施設の電話番号を記していた。

 市の担当者のミスで、地方公共団体情報システム機構に送る際に、手続きに必要な「申請書ID」を付与しなかったため申請が無効になり、女性の実家に書類が送り返された。

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