【モスクワ共同】ロシア外務省は8日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と親交があったとされるアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮大使が6日に死去したと発表した。70歳。
マツェゴラ氏は、金氏とたびたび面会するなど異例の厚遇を受けた外交官で、2024年には最高指導者の「個人的賓客」として朝鮮労働党創建79年の祝宴公演に招かれた。ロシア国営メディアなどを通じて北朝鮮国内の状況を発信した。
タス通信によると、1955年、当時ソ連だったウクライナのオデーサ生まれ。78年にモスクワ国際関係大を卒業。99年に外交官となった。