【ソウル共同】日本と韓国の国交正常化60周年を記念し、両国の市民でつくる合唱団や声楽家らがベートーベンの交響曲第9番「第九」を共に歌うコンサートが5日、ソウルで開かれた。心を合わせた歌声に約千人が聞き入り、節目の年を祝った。在韓国日本大使館などが後援した。
合唱団は公募で集まった両国の計約100人で構成。ソリストはソプラノが西尾舞衣子さん(44)、メゾソプラノが谷口睦美さん(50)で、男声パートは韓国人歌手が務めた。国交正常化と同じ1965年創立の「コリアン・チェンバー・オーケストラ」(ソウル)が共演。全体リハーサルは4、5両日のみだったが、息の合ったハーモニーを響かせた。