南京追悼日控え注意喚起

在中国日本大使館(共同)

 【北京共同】在中国日本大使館は5日、江蘇省南京市で日中戦争中に起きた「南京大虐殺」の追悼式典が13日に開かれるのを前に、在留邦人にメールで安全対策を求めた。中国で反日感情が高まりやすくなっているとして外出の際は周囲の状況に注意するよう促した。

 大使館は、中国が台湾有事に関する高市早苗首相の答弁に反発していることを念頭に「日中関係を巡る報道などを踏まえ、特に注意する必要がある」と指摘した。外で大声で話すことを控え、一見して日本人と推測される服装を避けるよう呼びかけた。

 中国政府は今年を抗日戦争勝利80年と位置付け、記念行事を相次いで開催している。

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