元EU外相、学長辞任

 【ブリュッセル共同】元欧州連合(EU)外交安全保障上級代表で、EUの検察局(EPPO)が汚職などの疑いで捜査しているモゲリーニ氏は4日、ベルギーにある欧州大学院大の学長を辞任すると表明した。

 EUの外相に当たる外交安全保障上級代表を2014~19年に務めたモゲリーニ氏は、同大が請け負ったEUの若手外交官研修事業を巡る不正疑惑の捜査で2日に拘束されたが「逃亡の恐れがない」として、3日までに釈放された。

 EPPOは、モゲリーニ氏を含む3人について捜査。モゲリーニ氏は3日「大学の行動の正しさが証明されると信じている」と無実を主張するような声明を出していた。

 モゲリーニ氏はイタリア外相も務めた。

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