【北京共同】中国外務省の林剣副報道局長は4日の記者会見で、高市早苗首相が台湾に関する日本政府の立場は1972年の日中共同声明から変更はないと国会で述べた説明について「ごまかしており受け入れられない」と拒否し、台湾有事に関する国会答弁の撤回を重ねて求めた。
日中共同声明は台湾を不可分の領土とする中国政府の立場を日本政府が「十分理解し、尊重」すると明記している。林氏は「なぜ日本は(声明での)約束と法的義務を明確に説明しようとしないのか」と述べ、日本側が中国と国際社会に対して説明責任を果たすべきだと主張した。