【ストックホルム共同】ノーベル賞授賞式に合わせ関連行事が繰り広げられるノーベルウイークが6日から始まる。生理学・医学賞の坂口志文大阪大特任教授と化学賞の北川進京都大特別教授が出席する10日の授賞式をはじめ、晩さん会などさまざまな行事がめじろ押しで、スウェーデンが国を挙げて歓待する。
北川さんは4日朝、ストックホルムに到着。ノーベル財団側が手配した車で移動し、受賞者の定宿になっているグランドホテルに入った。報道陣の問いかけに「思ったより暖かくて良かった」と落ち着いた表情で話した。楽しみにしているイベントについては「講演とセレモニー」と答えた。
2人は6日にノーベル博物館で他の受賞者との顔合わせに参加し、業績に関係する記念品を寄贈したり、カフェの椅子の裏にサインをしたりする。6、7日には共同受賞者と記者会見を行う。
7、8日には受賞記念講演にも臨む。
10日にコンサートホールで開かれる授賞式では、えんび服やロングドレスを着た出席者に見守られる中、国王からメダルと賞状を授与される。